実録 焼きヨーグルト事件 

2009年投稿のレシピが2014年秋に大流行し、クックパッドに許諾していたコンテンツと共に爆発的に拡散。up主苦悩の1年

9. サイト側に一連の事を相談、しかし明らかな侵害以外手は出さないスタンス <コンテンツの許諾とは>

 

私はレシピ投稿サイトの問い合わせページから、今までの事を訴えた。

 

Aテレビ局から受けた事に関して

その時はまだ番組ホームページから頼んでも記事を削除してもらえていなかったので

その削除をレシピ投稿サイト運営側からも要求して欲しい旨、

そしてツイッターでも怪しい認証おびき寄せ写真に私のレシピ画像が利用された件、

それからB社とD社より、酷似のレシピ本が発売された事等を知らせた。

 

あと三度目のサイトニュースから、

B社の私のレシピアイディアで作られた本に関しての

記載を削除してくれ、と頼んだ。

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

サイト側からの返事は、

 

◯テレビ局には「HP記事」の削除に関して働きかける事はしない

 

◯B社とD社のレシピ本については調査し、明らかな侵害があれば対処する

しかしその内容についてはお伝えできない

 

◯サイトニュースから、B社のレシピ本についての記載は削除できない

それは、流行っているという現象を説明する文面である

 

というものだった。

 

サイトニュースに載ったばかりに始まったこの一連の事件だったし

「規約通り投稿サイトにコンテンツを許諾しているから使用され、

発生した事柄」であったのだが

その対応はテレビ局にも手を出さないスタンスの、期待外れなものであった。

 

この返答をもらい

しかしそれに対し一切文句は言わず

「回答をそのまま受け入れる。後は自分一人で言って行く」と

担当者に伝えると

そうですか、ご理解頂けて良かった、という風な

ホッとして嬉しそうな感じの返信メールが来た。

 

ここで私は周りにいる人に、とにかく何処で何をするにも

まずはそのサイトの利用規約をよく読め、と言われた。

しかし規約の文章というのは非常に回りくどく、理解が困難な文章ばかりであった。

こんな物はこういう事態に陥らなければ読む事は無かっただろう。

「コンテンツ」とは何ぞや?

そんなところから始まった。

 

規約は、読み比べてみるとサイトにより大分違いがある。

他でのレシピ公開を禁止するというとても厳しいところもあるし、

反対に何かあった時は対価を支払う、とまで書いてあるサイトもある。

 

ある企業の担当者が

「個人的に」と言って抜粋しメールで送って来たのは

やはりこのレシピ投稿サイト規約の「知的財産権等」、

コンテンツを許諾するという部分であった。