実録 焼きヨーグルト事件 

2009年投稿のレシピが2014年秋に大流行し、クックパッドに許諾していたコンテンツと共に爆発的に拡散。up主苦悩の1年

31. 焼きヨーグルト劇場

 

 

 

 

karapaia http://karapaia.livedoor.biz/

 

 

 

この本を書くにあたり、各方面の方々に

色々な事を教わり助けて頂きました。

 

弁護士さん達のお話もとても有意義でした。

皆様、本当に有難う御座居ました。

 

 

 

実録 焼きヨーグルト事件 本編 http://p.booklog.jp/book/99964

番外編 http://p.booklog.jp/book/104858

外伝 海外英文サイト編 http://p.booklog.jp/book/104958

 

 

この本は「焼きヨーグルトレシピ」を出した浜内千波氏と

井澤由美子氏に読んで頂きたく思います。

 

 

 

30. おわりに

 

D社と同じく、

拡散した私のレシピと全くそっくりの内容で企業のサイトにもレシピが載っていました。

言及を断った担当者は

「これは個人としての意見だが、企業ならまだ対応してくれるだろうが

個人でこういう事を言って行っても泣き寝入りさせられるだけだろう」

という意味の事を助言してきました。

そのメールには、暗に

「レシピも作者もぞんざいに扱われてしまう事となるので

サイトでのレシピUPには気をつけよ」と

その投稿サイト規約の<知的財産権

「コンテンツを許諾する」という部分の抜粋がされていました。

 

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今これを書きながら桑田クンのレンタルCDをかけていると

「声に出して歌いたい日本文学」という曲がかかり、

 

「長い間、長い間俺達は待っていた。俺達は半殺しにされながらも、

待っていた。今に見ろ、と。しかし、とうとう来た。」

 

これは

悲しい労働者の物語、「蟹工船」。

 

著作権を持たない私は、

半殺しにされながらも団結しては足蹴にされる蟹工船の労働者と似た様なもの。

持って行かれては大きな顔で足蹴にされ反撃に遭い。

這い上がれる事は、無いのです。

商業利用や商品化、放送や記述の誤った情報流布に怯え過ごすだけ。

 

権力側から様々な弾圧を受けた後、この物語は

「俺達の味方は俺達しか無いんだな。初めてわかった。」

という風な文章で終わるそうです。

この様な本に共感するとは思ってもみませんでした。

 

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今私には自らのレシピUP方法について熟考する時が来ています。

 

今までは大目に見られていた様な

デザイン等の摸倣問題が社会的に大きく取り沙汰される昨今

著作権は無い種類のものであろうと、配慮と良心を持って取り扱わなければ

時代の流れや世間の意識に大きく乗り遅れる気配を感します。

 

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私は著者E氏のホームページに

「貴方の出した本の基本の作り方が

私の(出版本とネット)レシピとまるまるそっくり被っています。

何故この様な事になってしまったのか理解できなければ

私はとても前へ進む事が出来ません」と

苦しい胸の内を綴りました。

 

彼女自身からの返答はありませんでしたが、

 

この1年にあった事を書き終えた今

私はやっと、次の段階に進む事が出来る様な気がしています。

 

 

 

 

 

 

 

。。。。と、希望を持てる終わりにしたいと思っていたのですが

この事件が発端となった、今までとは違った側面を持つ間接的な

非常に打ちのめされる出来事が幾つか待ち受けていました。

 

ここへ来てBad Endingの様相を呈し

まるで嫌なゲームの最後の様です。

しかし今回はこの1年こういう事があったのだという事を

お知らせするだけにしたところで終止符を打ちたいと思います。

 

私のやりたい事は

自らが壊れてしまいそうになるこれ以上の追求をする事では無く

レシピを考え出す事だったはずです。

 

 

 

 

                    

29. B社C氏レシピ本の間違った記載を指摘 そしてその返信

 

私は仲間内から

B社C氏レシピ本のテレビ出演による宣伝を見た時から

「ダイエット」と喧伝しておきながら、

カロリー自体とカロリー比較が誤っていると言われ続けていたので

私はこの本を書き終えた後、B社編集者に記載カロリーの間違いについて知らせた。

 

そしてそのメールに対しての返信は以下の物である。

 

メール概要

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お世話になっております。

カロリー計算は管理栄養士に別途お願いして算出してもらっているもの。
その管理栄養士にミスがあったのかもしれない。
 
ご指摘ありがとうございました。

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これが最初に
メールでなくそちらから電話を掛けて来る様に、と数回高飛車に言って来て
その直後の追伸には
話し合う前から「この件に関して何度もメールをやりとりするつもりは無い」と
強く釘を刺してきたB社編集者からの
読むのも悲しかった最後のメールである。

 

28. レシピサイトからの返信 そしてB社、D社

 

私はある日メールボックスの整理をしていて
まだ見ていない投稿サイトからのメールを見つけた。
 新しく来たメールかと勘違いして、

とんちんかんな事を書きそのメールに返信してしまった。

すると返事が来た。

 

 以下、概要。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

この度の一連の件については
これまでにもご連絡があった旨を
弊社から媒体各社へ伝えて来た。

また、今回改めてご連絡いただいたことを踏まえ
再度、B社へは、ご連絡いただいた旨を伝えると共に
投稿サイトに掲載されているレシピを参考にされて書籍を出版される場合には、
出典を明記するようにもお願いした。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

最後に、これ以上の対応はできかねる、と、
いかにもこの件にウンザリし、かなり辟易した雰囲気だった。

 重複するが、B社からはこの様な内容のメールももらっている。

以下概要。

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今回の指摘で、繰り返し「プロが素人のレシピをターゲットにしている」とあるが、
個人的には近年ますますプロと素人の境目はあいまいになっていて、
定義づけは難しいと感じる。

ただ、改善点としては、今後何か流行のキーワードで本を出す際には、

そのレシピ開発者がはっきりと分かる場合には、

本の出版前に何かしら本人にコンタクトを取り、
別の著者を立てる場合でも、 コンセンサスを得るよう努力するべき、

という方針でいる。

また、取材が入った場合には、
このキーワードがレシピ投稿サイト発であることを取材者(TV局等)に伝える
ことも必要であると考えている。

上記、改善点として伝え、返事とする。
 
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これも重複するが、D社編集者からのメール概要。
 
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
 
考案者等の調査作業はしなかった。
料理のレシピには著作権がないためである。
考案者という概念は、料理の世界ではあってないものだと認識。

しかし貴方のメール文面を拝読し、
私が担当した本で貴方に大変不快な思いをさせてしまっているのが事実。
この点に関して、お詫びする。

今後ネット上で話題になったテーマを扱う場合は、
発信元やいきさつに留意しながら制作する。
 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
 

昨年秋レシピが大流行してしまってから起こった出来事と
この1年近く戦ってきた甲斐はあったのだろうか。


出版社に関しては、
後に出てくるレシピ作者は私ほどは嫌な思いをせずに済むかもしれない。
そこそこの捨て石にはなれたのではないだろうか。

 しかし最後に、
 「今後何か流行のキーワードで本を出す際には、そのレシピ開発者が
はっきりと分かる場合には、本の出版前に何かしら本人にコンタクトを取り、
別の著者を立てる場合でも、 コンセンサスを得るよう努力するべき、

という方針でいる。」

 私にはしてこなかった
「本人にコンタクトを取りコンセンサスを得る努力」という上記のB社の言葉、

 「コンセンサスを得るよう努力するべき」

 では、コンセンサスを得られなかったらどうするのだろうか?

 実際私は「コンセンサスを得られなかった場合どうするのか?」と

B社編集者に問うたが
「ケースバイケースなのでお答え出来ない」という回答が返って来た。
また、そのレシピ料理を店等で出され商業利用されても文句は言えない。
焼きヨーグルトは既にレストランで出されている。
これは著作物ではなく
皆が利用してこそ文化が発展するアイディアである故保護はされない。
本当に自分だけの物にしたかったら、ネットにも本にも記載しないで
特許を取った秘伝レシピとするしか無い。

「抗議されたのを機に
これからは作者にコンセンサスを得るべく努力する方針であるが
今回あなたには事前にそうしなかったのは良くない点であった」
という風には、どこも言ってはくれなかった。

 

 

27. レシピと著作権 法的拘束力を持たない故持っていく方の良心に委ねられている

 

ひょんな事から知り合ったとても知識の豊富なサイト運営者の方に

レシピの扱いについて書かれたURLを教えてもらう機会があった。

この方には色々ととても感謝している。

 

情報サイトnanapiより要約。

 

著作権というものは「アイデア」ではなく「表現」を守るための権利である。

料理レシピの場合、文章は「表現」、作り方は「アイデア」という扱いになる。

 

作り方が一緒のレシピであっても、

文章や写真がオリジナルのものであれば、著作権の侵害にはならない。

一言一句同じ文章で書かれたレシピは、著作権の侵害とみなされる。

自分の言葉・写真・イラストなどで作り方を表現するようにすれば侵害ではない。

 

レシピは人の立派な作品である。

似たようなものはあっても、

その人が一生懸命考えたオリジナルのレシピは、唯一無二のものとなる。

そんな自分のレシピが「著作権や特許がない」という理由だけで使われたら、

あまりいい気分はしない。

 

クックパッドのような多くのレシピを抱えるサイトでは、

「レシピの生い立ち」という項目を設けることで

そのレシピのオリジナリティを確保している。

しかしそれでも、レシピ部分の著作権に関しては法的拘束力を持てないので、

個人の良心に委ねられている。

 

いくら「アイデア」には著作権がないとはいえ、

「作り方はパクって文章や写真だけ自分で用意しよう」という姿勢は考えもの。

自分の作品としてレシピを発表する以上、

「アイデア」も「表現」もオリジナルになるよう、

一人ひとりが良心をもって工夫することが大切。

 

 

26. 著作権情報センターに相談 「商道の倫理観の問題」

 

著作権相談センターというところに電話をしたら
長く話を聞いてくれた。

材料量、水切り時間 温度 焼き時間 これが同じでも
侵害には当たらないだろうというのが専門家(弁護士)の判断。


その、詳しい作り方の辺りが真似されると侵害にあたるらしい。
しかし侵害には当たらなくとも抗議の手紙は送ってもいいだろう。と。

やはり本は編集者でなく、その名前でもって出版した料理家に抗議すべきである、

 


そしてテレビ局、出版社は柳の下の泥鰌(ドジョウ)を狙うが如くで、

商道の倫理観の問題。

ヨーグルトを焼く というのはアイディアである。
アイディアは、保護されていない。

何故かというと、その後の
文化発展のためには皆がそれを利用してこそ であるからだ。
遠近法もアイディアである。故にこれを考えた人は、保護されない。


。。。。。。。。。。。。。

事の次第をブログ等で書くのは大いに結構。表現の自由である。
倫理観を問えばいい。
そういう事が重なる事によって、メディアの意識も変わって行く。


感想を書くのも、良い。
また、事実を並べて、読む人に判断を仰ぐのも良い、と言われた。

 

25. D社 編集者に宛てた最後のメール

 

 D社 編集者様

 D社様のご見解をメールでお知らせ頂き、有難う御座いました。
 今拝見したばかりで、熟考せず書くので
上手く書けないかもしれませんが、

>弊社は仮に他の料理本に同じレシピが掲載されたとしても、そのことをもって抗議したりすることは無い。自らのレシピが他の方にも支持されるものであることの証であり、そのレシピが普及していくことを嬉しく考える。E氏も同様であろうと考えている。

という文を頂きましたが、
最初に編集者様から頂いたメールでは、E氏も「色々な事があったので
お気持ちはわかります」という様な内容を書いて下さっていました。

ですので、
やはり自分の物と全く同じレシピが他で掲載される、商業利用される、という事は

「そのレシピが普及していく事を嬉しく考えます」というのは

かなり、相当な無理があり、
そういう事をされると、された者は誰だって辛い思いをするのが本音だと思います。
それは、E氏も同様であられたと思います。

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>一般論として、料理のレシピについて、
誰が考案したかを確定させることは困難なこと。

確かにそうです。
しかしこのレシピについては、情報元がたったひとつのレシピ投稿サイトニュース、
そして爆発的な特殊な拡散の仕方をしたので(2014年秋)
その辺りが
どこが元でどう飛び火した、というのがネット住民にはかなり知られたレシピでした。

このレシピがこんな事になっていなければ、C氏もE氏も、
この料理で本を出す事は無かったのです。

。。。。。。。。。。。。。。。

こんな流行の仕方をして、本当に私にとっては
非常に不幸な出来事でした。

返信は、不要です。
お忙しい中、有難う御座居ました。

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私は編集者より度々「E氏は気にしているので
そちらへは言っていかない様に」とB社の時と同様釘を刺さていれた。
しかしこちらの精神状態は、「気にしている」どころではない。
本来ならば著者本人に問い合わせるのが筋なのだそうだが
そういう訳で私は仕方無く編集者とだけメールのやり取りをしていた。

 

24. D社からの返信概要4 今までとは打って変わった内容に

 

 D社編集者からのメール概要

 
料理のアイディアについては「ヨーグルトを焼く」というような大枠の事柄から、
何度で何分焼くという作り方、調味料の配合割合など様々なものがあるが、
いずれも先人のアイディアを用いそこに新たな工夫を加えて発展してきたものと承知している。

レシピを含めそのようなアイディア自体は
法的に保護されるものとされていないことはご承知のこと。

 
弊社は、仮に他の料理本に同じレシピが掲載されたとしても
そのことをもって抗議したりすることは無い。
自らのレシピが他の方にも支持されるものであることの証であり、
そのレシピが普及していくことを嬉しく考える。
E氏(レシピ本著者)も同様であろうと考えている。

 
一般論として、料理のレシピについて誰が考案したかを確定させることは困難なこと。
そして料理のレシピや料理本について最初に考案した方を記載するような慣行も確立していないと承知している。

 本書においては投稿サイトも含めネット上や書籍などに掲載されている多数の焼きヨーグルトのレシピを参考に実際に色々な料理を作り、それらをまとめて書籍とした次第。

 もし企画段階で「170度で30分焼く」等の焼きヨーグルトのレシピを貴方が最初に投稿サイトで公表したことを知ったとしても、
様々な方が焼きヨーグルトに興味を持ち、様々な場でレシピが公開されていることに照らして、
出版を中止する必要はなく、弊社としても中止することはなかったものと考える。

 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 。。。
 

このレシピは昔に発した物が何年もかけて徐々に拡散したのではなく
ごく最近爆発的に流布したのであって、
そしてそれは徐々に広がっていったのではなく

ほんの短期間で広まってしまったものだ。

元だったものはすぐ見つかるし、すぐそこにある。
ネットから商用で利用する種を拾う等という様な程度の行為に出るならば
そのくらいの調査はして欲しかった。

 また、
「弊社は、仮に他の料理本に同じレシピが掲載されたとしても
そのことをもって抗議したりすることは無い。
自らのレシピが他の方にも支持されるものであることの証であり、
そのレシピが普及していくことを嬉しく考える。
E氏(レシピ本著者)も同様であろうと考えている。」

というくだりは、有り得ない話だ。
そっくり真似された本が他から出ても
「それは支持される証なのでレシピが普及していく事を嬉しく思う」人など

いる訳が無い。
現に当の「この本の著者であるE氏」も
同じ様なご経験から私の心情を心配して下さっていたという伝言も
最初の編集者からのメールで頂いている。

D社が主張している事と矛盾している。

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 少なくとも編集者自身は、上記の
「レシピとはどういう風に扱われているものか」という件に関しては

最初から悪びれなかったが
本来はお優しい部分もある方だと察するので、私の心情を思えば
それなりに気の毒に思ってくれていたはずだ。

しかしこの最後のメールはD社としての見解のみになっている。
それは私が「D社の見解」を問うた為そういう形となったのだろうが
最後のこのメールは特に、編集者本人の考えた文章というより
会社側の別の人間がこの為に作った文章を

そのまま送ってよこしてきたという印象を持った。

 

私としては

全般的に非常に猛々しい解釈をしているという印象を持つしか無いが

単にネットに拡散した物や既にその記載のある他の電子書籍から

微塵の細工も無くそっくりそのまま平行移動させただけとなった基本の作り方、

そしてこちらの心情を気遣う風でも全く無く

言い訳のみに終始する文章には呆れてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

23. D社 編集者へメール返信

 

 D社編集者宛のメール

 

 >基本的に料理のレシピには著作権が無い。 

>考案者という概念は、料理の世界ではあってないものだと認識。
 
サイト内では他と限りなく似たレシピは差し戻されますし
もしそれを利用しアレンジする際は、出典へのリンク記載が
作者への配慮になっています。
 
伺いたい事があります。
もし発信元が存在する、と企画の段階で確認していたとしたら
D社様ならどういう判断をなさったのか、知りたいのです。

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

私の電子書籍ともそっくり被っている点についても

どう考えるのか聞いてみたかった。

 

22. D社 編集者からのメール概要3

 

D社 編集者様


>インターネット上で人気かつ温度が低いほうの170度を採用。
とありますが、ネットの物は全て
昨年秋、私のレシピがインターネットで爆発的に流布してしまった物なのです。
D社様は私のレシピは見ていないかも知れませんが、

ネットに流布した大元は私のレシピです。

そもそもインターネットの情報を参考にして書籍用の料理を始める 
というのも甚だ疑問なのですが

それならば、「このレシピに明確に発信元がある」、
「UPサイト発である」、というのは、ネット検索すれば明確で
すぐわかる事です。

この本が企画された時に、 その点が調査不足だったのではないでしょうか?

 。。。。。。。。。。。。。

 編集者返信

                                                
焼きヨーグルトに関しては、個人の方のブログやまとめサイト等で
見ていたが、貴方のレシピは見ていなかったので
大元という認識は無かった。

投稿サイトはあくまで「焼きヨーグルト」で検索してどれだけヒットするかの
目的で使用。

 
考案者等の調査作業はしなかった。
料理のレシピには著作権がないためである。
考案者という概念は、料理の世界ではあってないものだと認識。

 
しかし貴方のメールで
私が担当した本で貴方に大変不快な思いをさせてしまっているのが事実。
この点に関して、お詫びする。
今後ネット上で話題になったテーマを扱う場合は、
発信元やいきさつに留意しながら制作する。

  。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 「料理の世界に 考案者 という概念はあってないものだ」という言葉。
 しかしUPサイトではプロのレシピを持ってきて

それが発覚した場合は差し戻しされる。
 レシピには著作権は無い。
しかし商業利用する場合はもう少し気を使う事も必要に思う。

 

 

21. 本検証後のD社編集者宛のメール、及び返信概要2

 

D社 編集者様

本日、そちらの本を入手致しました。
P.9 の 作り方ですが

量、水切り時間、焼成温度、焼成時間 が
わたくしが推奨し、ネットに載せている方法と全く、同じです。

上記の点について、ご説明をお願い致します。

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 編集者返信

本書の全てのレシピにおいて
貴方をはじめ他の方のレシピをコピーすることはしていない。

焼きヨーグルトの作り方は、インターネット上の作り方を参考にしながら、
時間や焼き方の試作を先生に依頼した。

その後試作をして、
・作りやすいこと
・失敗しないこと
・用途にあわせて使いやすいことを基準にレシピをまとめた。
 

インターネット上で170度30分で焼いている人が多かったのも

「作りやすいレシピ」としての判断材料とした。

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私は2014年、メディアによって間違って流布している物もあったため
責任を感じ電子書籍を出版していた。

E氏のレシピ本の基本の作り方はサイトレシピとだけでなく
私の出した本の記載とも
まるまるそっくり被ってしまっているのだった。
 

参考文献についての記載が無ければ
必然的にこれは元から著者E氏の考案によるもの、と見られてしまうだろう。

レシピがネットに広がってしまった結果がこういう事になるのか、と私は言葉を失った。

 

20. D社 編集者からのメール概要1

 

E氏のホームページにコメント後、

D社編集者からメールがあった。

以下、メール概要。

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 D社レシピ本は
E氏と弊社の共同出版なので担当編集が窓口になる。
本書において貴方のレシピを無断転用したことは無い。

しかし今回、このテーマの料理制作をしたE氏は
貴方の心情をとても気にしている。
 
そして著者E氏からの伝言として、

自分も同じ様な事案で色々な思いを経験しているのでよくわかる、という内容で

ご自身の過去のお話も、レシピ名まで具体的に少しばかり書いてあった。

 

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最初のメールではこの様な文面だったのであるが

編集者のメールは回を追うごとに、

D社の意向としては真っ向反対の事を主張する様になっていった。

 

 

19. D社レシピ本著者E氏のHPにコメント

 

D社 レシピ本の著者 E氏のオフィシャルホームページに

T社の時と同じ様な内容でコメントを入れた。

 

焼きヨーグルトは投稿サイトレシピです。

サイト側に了解は取っていらっしゃいますか?

私は発信元のレシピ作成者です。

 

そのような内容だったと思う。

 

E氏本人からはC氏と同様連絡は無かったが

この暫く後に代わりのD社編集者からメールが入った。

 

投稿サイト側からは、D社からは書籍出版についての

事前連絡は受けていない、との回答があった。

 

 

18. D社 焼きヨーグルトのレシピ本発売

 

2015年夏、

D社より焼きヨーグルトレシピ本が発売された。

著者 E氏

 書籍宣伝文には「魔法のやせぐせ食材」と、摩訶不思議な文言が並んでいた。

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 この本の、基本の焼きヨーグルトの作り方は

一晩水切り、170度で30分焼く、と

私のレシピそっくりそのままであった。

これはサイトレシピとも、また2014年発刊の電子書籍ともそっくり被っている。

 

編集者にここのところを聞くと、

私のレシピが2014年秋以降ネットに爆発的に拡散したものを拾い

それを元に調理実験し

やはり仕上がりが良かったのは結果的にネット情報と同じになり、

かつその作り方が人気であるというのも判断材料とし

そのまま記載する形となったという意の回答があった。

 

そのレシピ投稿サイトでどれくらい人気があるのかという検索はしたが

大元があるかどうかの調査はしなかったという返事であった。

 

「ネットからの情報を参考にして」調理実験し、

結果的に出版本のレシピがネットと全く同じになったという内容を

悪びれず平然と答えてきたので

私は、本とはネットを見て作られるものだったのか?!と驚愕した。

周りの事情を知る人もそれについて驚きを隠せず

基本レシピ内容がそっくり同じである件が発覚したその時、

あまりの事にネット上ではどういうことだ、と怒号さえ飛んだ程であった。